能力的にはクリアしているが「不採用」

私の初めての中途採用面接は非常に穏やかであり、とても具体的な内容のものでした。

それは当時やっていた業務が、転職先において期待されるパフォーマンス発揮に直結する部分が非常に多かったからです。

一次面接は現場の担当レベルの方でしたが、すぐに上長に話を通したいと伝えられ、そのまま二次面接に入りました。

そこでも終始和やかなやりとりが続き、少しキツイ質問(具体的にウチの○○部門の課題はなんだと思うかといったもの)にも回答し、当日に後日役員を交えて最終面接を設定したいと連絡を頂くことが出来ました。

 

しかし結果から言うと、私はその面接で不採用を言い渡されることになりました。

 

君が長くウチでやっていくビジョンが見えない

その会社は企業の規模、事業ドメインの多様性においても日本トップクラスの企業であり、同時に現場の裁量権も大きいという非常に理想的な場所でした。

しかし、私の場合、この会社の該当部門における仕事のマッチングが高かったことで、志望動機などがおざなりになり、現場担当レベルではOKだったものが、役員という、会社全体の人材育成や配置を考えるポジションにある方からすると、入っては出て行くという人材に見えてしまったようでした。

 

退職の理由が腑に落ちない

私が新卒で入社した企業を退職する理由は大きくわけて二つでした。

一つはキャリアの分断です。

その会社はスペシャリストよりもジェネラリストを育成するということを標榜しており、定期的な部署異動が推奨されていました。

最初はそれが私自身の希望にもそぐうものでしたが、マーケティングの業務を行ううちに、その業務の面白さとやりがいを感じ、そこにキャリアの長い時間を割きたいと考えるようになったのです。

二つ目はとにかく大企業から飛び出したかったということです。

いかにも若気の至りというか稚拙な文言になりますが、新卒でベンチャーに飛び込んだ旧友などの苦労話ややりがいのあふれる日常はとても眩しく見えたものです。

 

しかし、こういった志望動機はエネルギーとモチベーションに溢れるものに見える反面、役員などの全社的視座から物事を判別する立場にある人間からはリスクが高い人材にも見えるようでした

本音と建前の話を以前書いたかと思いますが、様々な転職エージェントに出会う前だったこの時の私には本音しかなく、うまく志望動機をまとめるといった方法論がすっかり頭の中から抜け落ちていたように記憶しています。

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