転職活動を始めた理由と転職サイト・エージェントの選び方

このブログでは、自らの力を試すべく大手企業を辞めて転職した私の体験談や転職ノウハウ(活動の進め方、転職サイト・エージェントの活用法)をご紹介しています。

自分のキャリアに悩み転職を考えている人の助けになればと思い、当時の私の心境や行動を事細かに纏めています。

私が転職活動をはじめた理由

私は大学卒業後、新卒で大手通信系企業に入社しました。

当時は好景気が後押しし、相当な売り手(新卒学生優位な)市場であり、いくつかの企業からの内定をそれほど苦労せずに得ることが出来たように記憶しています。

しかし、そんな私にも入社から4年後に転機が訪れました。

今や20代男性の50%程度が経験しているという統計結果もある「転職」です。給与UPを目指して、自分がしたい仕事を得るため、勤務地の変更(U・Iターン)など様々な理由があるかと思いますが、私の場合は以下のような点が転職のキーポイントだったように思います。

自分がいなくてもこの業務は確実にまわっていく

新卒入社した企業は社員数も数万人単位でおり、一つの部署で数百人という人員が同時に働くことも珍しくありませんでした。

そして、大企業になればなるほど、マニュアルで方法論が画一化され、要するに現在、該当業務を担当している人間が居なくなっても、確実に代替が効くように準備がされます。

自分が法人営業という種類の業務を行っていたこともあり、憚ることなく言えば数値目標の大幅達成という定量指標によって「ハイパフォーマー」として認められれば認められる程、自分にしか出来ない業務を欲していきました。

長大な業務の中で、自分の影響力を感じなくなった

法人営業からマーケティングに社命異動をした時、業務の違いから発生した知的好奇心などにより高いモチベーションを感じる日々が続きました。

しかし同時に、マーケティングという業務の特性上、ステークホルダー(業務に関係する人間)が乗数的に倍増していき、自分の立ち位置がディレクター(工程管理者)のように遷移していったのです。

私は、異動して間もなくして、マーケティング業務自体の面白さを強く認識すると同時に、大企業の中で行う業務には実は面白みが無いのではないかと疑念を持つようになりました。

そして、キャリアアップよりも「スキルアップ」をしたいという願望が決定打になり、ついに転職活動に乗り出したのです。

 

転職するなら失敗したくない

いざ転職活動に着手した自分ですが、まず頭の中に想起されたのは「失敗したくない」という単純なフレーズでした。

しかし、転職活動における失敗というのは一体どういったことなのかを知るためには、当然のことながら、何が自分にとっての成功であり、転職のゴールなのかを定める必要がありました。

また、それらは転職面接における志望動機、退職の理由にも密接に関わってくるため、確実かつ具体的で、また客観的に見て納得出来る内容である必要があることも事実です。

本音と建前

退職する際や、転職面接における志望動機といったものは少なからず本音と建前が存在しており、それらは転職希望者、面接官の双方が暗黙のうちに了承していることでもあるように思います。

たとえば、「キャリアアップを目指して」という建前を打ち出していても、本音では人間関係を改善したいといったことや、残業時間を減らしたいとったネガティブな理由の場合があります。

ただ、本音を面接の場で披露するか否かはさておき、自分が納得するためには、100%本音の退職理由と、転職理由を用意しておく必要があります。

業務における自分の存在感を大きくしたい

文字だけを追うと若干、稚拙な文言になります。しかし、本音を言えばこの「存在感」という部分が退職・転職のモチベーションになったことは間違いありません。

まずはこれを基軸に考え始めて行くと、数多ある企業の中から自分が転職したい会社の候補がいくつか見つかっていきました。

同時に、自分の存在感を示すことが出来る企業をサーチする際に、売上、企業規模が小さければ小さいほどいいのかと言うと、そこも難しい点になります。

たとえば売上規模が50億円以下、従業員が100人未満といった企業の場合、自分が達成したい目標に到達するのに必要な資本、具体的には「ヒト・モノ・カネ」といった部分が枯渇することが予想されたからです。

 

転職のゴールとは?

転職活動のゴールを設定することは非常に大事なことです。私自身、退職を決意した際には、このゴールについて強く意識したことを記憶しています。

では、私の転職のゴールとは一体なんだったのかを思い出してみることにします。

やりがいのある業務をするということ

「やりがい」と一言に表現するとありきたりで、薄っぺらいようなイメージになります。

私にとってのやりがいのある業務とは、具体的に述べていくと、より主体的に、そして自分の仕事、行動の成果が自社やクライアントにダイレクトに伝わるものといった表現が正しいように感じます。

特に、職種によっては拘りが強いことが多く、やりがいを忘れて不用意に転職すると失敗します。代表的なものがIT系のSE。転職する際に妥協してしまうと大きく後悔することになりやすい職種です。SEは仕事への拘りが大変強い宿主ですので、自分のキャリアプランを考えた上で転職をすることが大切です。

普通の職種であれば転職サイトを選ぶ際もそれほど気にする必要はありません。選び方に悩んでしまう場合は、転職サイトの人気ランキングなどを見て上位のものから応募していけば大体は問題なく転職できるでしょう。

妥協するべき点を決めておく

転職のゴールを設定する際に、自分が達成したい事柄を決めるのは正しいことです。しかしながら、すべての可能性を実現するということは転職活動においては困難な場合があります。

自分自身の場合は、年収ダウンと会社規模のダウンサイジングということが妥協点でした。

年収に関してはミニマムを設定しつつ、現状よりも増加させるということは希望しませんでした。

また、会社規模については転職理由にも相関関係があることですが、ダウンサイジングされることは特に問題と考えていなかったこともあり、妥協点として列挙されました。

キャリアパスが一貫するかどうか

私のような会社員を含め、転職をする人の多くはその一生を会社員として過ごすことになるかと思います。その場合に大事になるのが「キャリアパスの一貫性」です。

たとえば営業からマーケティングに転向し、業種も転向したとなると、同じ業界の営業畑で業務を行ってきた人と比較し、キャリアパスの一貫性が弱まると考えられます。

特に、薬剤師などの資格職はその色が強いといえます。転職する際は医薬の道だけでキャリアを積み上げることが一般的です。薬剤師ほどではありませんが、看護師なども同系統です。看護師の場合はさらに他のカテゴリに細分化されます。例えば、美容外科 求人自体はあまりありませんが、資格職である看護師ならではの転職ルートと言えます。

転職した会社で一生を終えることが最も自分の条件とマッチする場合はいいですが、そうではない場合、再度の転職ということが視野に入るかと思います。

 

私自身も人生の中で複数の会社で勤務をすることを想定していたため、自分のキャリアが一貫していく転職先をターゲットに入れることとなりました。

 

自分だけで転職活動をすることは効率的か?

転職というとまず念頭に浮かぶのはリクナビネクストなどではないでしょうか。私自身も転職の際にはこういったウェブサービスを利用して転職を成功させていくのだろうと考えていました。

しかしながら、すぐに気づくのですが、多くの転職希望者にとって、それが初めての転職であれば尚更、自分だけで転職活動を行っていくことはロスになる場合が散見されます。

自分のことは自分が一番知らない

私は転職活動をはじめたとき、30歳がもうすぐそこまで見える年齢でした。

また、これまでの仕事における成果においてもある程度は評価されるものがあると考えていました。

そして、転職面接で質問されるであろう項目や、転職希望先企業の情報(財務状況や、事業ドメイン、中長期計画、競合など)をサーチしていったのですが、いざ自分の強みと弱みという項目で職務経歴書作成の手がぴったりと止まりました。

自分の強みはすぐに出てきたのですが、弱みということを考えることなど無かったため、すっかりと書類作成が中断したころ、リクナビネクストを経由してリクルーエージェント(現リクルートキャリア)のエージェントの方からアプローチをいただくことになります。良い転職エージェントの情報は転職サイト ランキングなどを見れば分かりますが、実は大手でも会社によってかなり特色が変わってきます(後述します)。

キャリア、嗜好性の棚卸しはプロに任せる

初めてリクルートエージェントのエージェントと面談をした時のことをまだはっきりと覚えています。

企業に営業で訪問することは多くありましたが、売る商材なども持ってきておらず、何かふわふわとして、微かに不安な気持ちでした。

しかし、面談が開始されてからは、止まってしまった職務経歴書の作成がするすると、堰を切ったように進み、これまでの、そしてこれからのキャリアについてしっかりと言葉にしてまとめあげていくことが出来ました。

 

転職エージェント利用のメリット・デメリットはもちろんありますが、自分のキャリアや、他人からどう見えるのかといった、「客観的に判断するべき項目の抽出、言語化」においては、私は転職エージェントを利用することが圧倒的に効率的であると考えます。

 

実は転職エージェントごとに特色がある

転職エージェントというとどういったイメージがあるでしょうか。

私の場合は、「どうせどの会社のエージェントも同じだろう」と考えていました。それは、ウェブ上の転職サービスであるリクナビネクストとマイナビ転職の利用をしていたのですが、その求人にほとんど差異がなかった記憶があったからです。

エージェントごとの差異

エージェントごとに特色があると言うと、すぐに浮かぶのは取り扱い案件の差でしょうか。

確かに業界最大手のリクルートエージェントは案件数が膨大であり、他社を寄せ付けないと言われています。

しかし実際に利用してみると、ヘッドハンティングに近いような案件以外は、業界TOP3くらいまでは概ね同じようなものが提示されてきます。

おそらく初めて利用する方が(何社か実際に重複して利用したとして)感じる差異というのは、エージェントの距離感といったものではないでしょうか。

その他にも特定の分野に特化している場合は特色がでてくる場合があります。例えば社内SE 求人が少ない上にかなり狭き門であり、転職市場の中では他の職種に比べてやはり特殊なのですが、それを専門に扱っているエージェントがおり、そこに仲介を頼むと他では見られない案件が出てくることがあります。

お節介なエージェント

もちろんエージェントによって性格の違いや仕事への取り組み方の違いがあり、私が担当して頂いたエージェントの方がその会社全体を代表するとは言えません。

しかし、おおまかな傾向として、リクルートエージェントは一人のエージェントが抱える転職希望者が多いということがあり、案件のマッチングと提案数を重視し、そのほかの面倒見は悪いといった印象があります。

反対にJACリクルートメントの担当の方、また、インテリジェンス(DODA)の担当の方は非常に、いい意味でお節介焼きなイメージがあります。

JACリクルートメントに関しては、後々に担当の方から個人的にお伺いすることになりましたが、応募者の成約時(内定、転職)の手数料がおそらく業界で最大になっている(転職エージェントの多くは転職完了時に手数料を企業から頂いています)ということがあるそうなので、そういったことも要因のひとつかもしれません。